冬図鑑「風邪

風邪.jpg「たかが風邪、されど風邪」である。いわゆる夏風邪も厄介だが、冬は「風邪だと思ったらインフルエンザだった」ということも少なくない。ただの風邪なら、休養と栄養で治ることもある。小学生のとき、風邪が流行すると学級閉鎖や学校が臨時休になったり、学校を休めて、家でゴロゴロしていて、しかも、いつもよりワンランク上のバナナやりんごがおやつにありつけたりし、なぜか普段はガミガミと口うるさい母親が、急にやさしくなったりしたもの。ところが、インフルエンザとなると、けっこうきつい。まず高熱で、ひどい頭痛にみまわれる。身体じゅうのあちこちも痛くなる。とても何か食べられる状態ではなくなり、めまいに悩まされることもある。痛い思いをして予防接種も受けたのに……と思ったところで、インフルエンザにかかってしまったら、もうがまんするしかない。ときとして、命にかかわることもあるから要注意である。風邪にしても、インフルエンザにしても、「犯人はウイルス」なので、予防するには、帰宅したら手洗い、うがい、マスク着用。基本的で古典的なものだが、つらい思いをしたくなければ、励行するしかない。