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能取湖のサンゴ草群落(のとろこのさんごそうぐんらく)

北海道網走市卯原内

能取湖に生息するサンゴソウ群落は塩分の多い湿地に生え、葉のない一年草で、高さは20~30センチ、多くの節がある茎が対生し、9月中旬から10月にかけて、サンゴのように美しく赤変し、やちサンゴまたは、アッケシ草とも呼ばれる。見頃時期になると湖畔が赤い絨毯になるほどに美しい風景を見せてくれる。だが、近年は、湖岸部の浸食や地盤沈下により、サンゴソウは減少しており、絶滅危惧種に指定されたが、2011年からは園地整備で再生が進み、2015年に「サンゴ草復活宣言」。従来の姿にもどりつつある。湖の群生地は、美岬地区、能取地区、平和地区など湖畔沿いに点在し、中でも規模が大きいのが「卯原内(うばらない)地区」。このサンゴソウは、学術的な正式名称は“アッケシソウ”。1891年に北海道の厚岸湖の牡蠣島で発見されたことが名前の由来。北海道では、道東のオホーツク海沿岸地域で見ることができるが、中でも網走市の能取湖畔の西側の南岸に位置する卯原内園地

が観光名所として有名で、国内最大といわれる群生地は約4haに及び、湖畔を真っ赤に染め上げる。森林地帯の紅葉より先に色付くため、秋の訪れを感じさせる風物詩でもある。毎年、秋になると観光客が訪れ、隣にある湖のサロマ湖でも観ることができる。サンゴソウは、湖畔沿いの湿地で育つ、高さ15~30cmほどの植物で、通常は緑の茎なのだが、秋になると葉の部分が真紅に色付き、サンゴのような見た目になる。初秋の早朝には、湖畔に朝もやが発生することがあり景色はよりいっそう幻想的になる。

2017年イベント情報
第54回 能取湖さんご草祭り
9月9日(土)~10日(日)9:00~15:00
能取湖でとれたばかりのホタテと活つぶなど、
オホーツクの旬の幸が楽しめます。
能取湖さんご草祭りpdf

見頃の時期:9月中旬~10月初旬

住所:北海道網走市卯原内

HP:卯原内観光協会HP

TEL:0152・47・2301(卯原内(うばらない)観光協会)

料金:無料

営業時間:随時

アクセス:JR「網走駅」から網走バス常呂、佐呂間、中湧別行きで約20分、卯原内バス停下車、徒歩5分

車:道央自動車道「比布ジャンクション」から旭川紋別自動車道経由で約3時間半(札幌市街地からは約5時間)

駐車場:無料駐車場あり

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懐かしい昭和がよみがえる