明治時代の面影を残す白亜の駅舎

日光駅(栃木県・日光市)
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JR日光駅は「関東の駅百選」のひとつにもなっている。選定理由は「明治時代の面影を残す白亜の木造建築の駅」。ネオ・ルネサンス様式のハーフティンバー様式木造洋風建築2階建てというもの。じつは、長いあいだ、設計者は不明とされていたが、地元の郷土史家の研究により、当時の鉄道院技手の明石虎雄が設計したものにほぼ間違いないとされている。日光駅の駅舎は、大正元年の(1912年)に竣工しているが、その20年ほど前に初代となる日光駅が開業している。1890年(明治23年)8月1日のことで、開業式は、小松宮彰仁親王の臨席を仰いで挙行された。当時から日本有数の観光地だった日光は、皇族や外国人観光客なども数多く訪れる駅だったことの証といえるだろう。

日光東照宮や中禅寺湖などの絶景ポイントの玄関口にふさわしい駅というわけだ。じつは、日光駅には通常は非公開となっている貴賓室がある。その広さは約40平方メートルで、シャンデリアと大理石製の暖炉が備えられている。


見頃時期:東側からは冬は雪山が見えて、
初夏は新緑の山々など四季それぞれに風情ある。

住所:栃木県日光市相生町115

HP:日光市観光協会

TEL:0288-22-1525(日光市観光協会)

料金:無料(改札内に入るための入場券は、大人140円/小人70円)

営業時間:随時

アクセス:JR日光線日光駅から徒歩0分

車:日光宇都宮道路日光ICから車で1分

駐車場:JR日光駅前駐車場30分以内は無料