趣向を凝らした笹飾り約3000本が埋め尽くす

仙台七夕まつり(宮城県・仙台市)
「写真提供:仙台市観光交流課」.jpg

YouTubeでの映像

趣向を凝らした笹飾り約3000本が、商店街の中心である一番町通りや中央通りの頭上を埋め尽くし、大勢の人出でにぎわう。さらに夕方5時からは、定禅寺通で「星の宵まつり」を開催。星座名がつけられた各ステージでは諸団体がさまざまなパフォーマンスを展開。また、開催日前日の5日には、前夜祭として西公園一帯において花火大会も行われる。
 この仙台七夕まつりは、月遅れである8月7日を中日として、8月6日から8日の3日間にわたって行われる。大規模な飾り付けがされるのは一番町や中央通りなどのアーケード街、仙台駅周辺など。今では東北三大祭りの1つに数えられ、例年200万人以上の人が訪れる。その歴史は江戸時代初期、仙台藩祖の伊達政宗が婦女に対する文化向上の目的で七夕を奨励したため、当地で盛んな年中行事の1つになったとも言われている。1783年(天明3年)には、天明の大飢饉発生による荒廃した世俗の世直しを目的に藩内で盛大に行われた。
 明治6年の新暦採用を境にして年々七夕の風習は廃れ始め、第一次世界大戦後の不景気以降はそれに拍車がかかった。昭和2年、この状況を憂えた商店街の有志らによって大規模に七夕飾


りが飾られた。すると、大勢の見物客で商店街は賑わった。翌昭和3年には旧暦開催を新暦日付の月遅れ(8月6日・7日・8日)に開催することとし、東北産業博覧会と関連して「飾りつけコンクール」も行われ以降、華麗な飾りつけが発達するようになった。庶民の風習を「七夕祭り」という商店街のイベントへ転換した。しかし、戦局の悪化とともに規模は縮小される。
戦後の昭和21年、仙台空襲で焼け野原となった街に52本の竹飾りで復活。翌昭和22年の昭和天皇巡幸の際、沿道に5000本の竹飾りを並べて大規模な飾りつけの「七夕祭り」が復活した。昭和24年には七夕協賛会が発足した。高度経済成長以降は、旧国鉄の旅行イベントとして「東北三大祭り」の1つに数えられたことで、日本各地から団体旅行客が集まる祭りへと変化した。 


2018開催予定日 8月6日(月)~8日(水)
仙台七夕花火祭
台七夕の前夜を開催される花火大会。仙台西公園周辺一帯を
会場に約16,000発の花火が夏の夜空を彩ります。
8月5日19:00~20:30(予定)仙台西公園周辺

⚪︎笹飾り
仙台駅前から中央通り、一番町通りのアーケード街にかけて
豪華絢爛な七夕飾りがご覧いただけます。
また周辺部商店街でも昔ながらの素朴な笹飾りがご覧いただけます。
8月6日(日)・8月7日(月)/10:00頃~22:00頃(予定)
8月8日(火)/10:00頃~21:00頃(予定)


⚪︎おまつり広場を開催
勾当台公園市民広場
8月6日~8日10:00~21:00

住所:宮城県仙台市青葉区 JR仙台駅前から中心部および周辺商店街

HP:仙台七夕まつり協賛会HPへ

地図

TEL:022-265-8181(仙台七夕まつり協賛会)

アクセス:JR仙台駅より徒歩5分

車:東北自動車道「仙台宮城IC」から車で約12分

駐車場:民間の有料駐車場有り
詳しくは市内駐車場マップへ

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懐かしい昭和がよみがえる

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