関東随一の規模を誇る鍾乳洞
日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)
東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
江戸時代から山岳信仰の対象となっていたのが日原鍾乳洞。「日原」と書いて「にっぱら」と読む。現在は、日原観光の拠点として多くの観光客で賑わう。全長800mの鍾乳洞という関東随一の規模を誇り、歩みを進めれば、その入り組んだ立体迷路のような空間に神秘を感じる。年間を通じて11℃の洞内は、夏はひんやり涼しく、冬は暖かく感じることだろう。立ち並ぶ鍾乳石のなかには荘厳の雰囲気が漂う白衣観音があったり、巨大なカエルを思わせるガマ岩があったりと、見る人を幻想的な世界にいざなう。また、祭られた祠には歴史も感じられる。
科学的にいえば、秩父古生層の石灰岩で地下水により溶解浸蝕された自然洞窟。つらら状に垂れ下がる鍾乳石は3センチ伸びるのに200年かかり、上に向かって成長する石筍は400年の年月を要すると言われている。つまり、江戸時代の人々が見た世界と、ほとんど同じ世界を見ることができるというわけだ。新洞部分にはみごとに成長した石筒、石柱の数々が乱立している。日原鍾乳洞は、東京都の天然記念物にも指定されている。また、雨の日や、その後日、特に雨量の多かったとき、鍾乳洞の中は大量に水滴が垂れていますので、簡易カッパなど用意するとベスト。
●住所:東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
●HP:日原鍾乳洞HPへ
●TEL:0428-83-8491(日原鍾乳洞)
●料金:大人(高校生含む)700円、
中人(中学生)500円、小人(小学生)400円
●営業時間:4/1~11/30 午前8時~午後5時、
12/1~3/31 午前8時30分~午後4時30分(年末年始休業12/30~1/3)
●休み:年末年始休業。12/30~1/3
●アクセス:JR青梅線奥多摩駅乗換から西東京バス日原方面行バス
●車:圏央道「日の出IC」から国道411号線、奥多摩経由で日原で約1時間
圏央道「青梅IC」から青梅街道で奥多摩経由で日原で、約50分
●駐車場:有り