2万年前のニッポンにタイムスリップ

地底の森ミュージアム「仙台市富沢遺跡保存館」

仙台市太白区長町南四丁目3-1

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昭和63年(1988年)、小学校の建設予定地の予備調査で貴重な遺跡が発見された。もともと富沢遺跡内の場所だったが、2万年前の森林の跡や旧石器人が焚火をした痕跡までもが発見された。「人類と自然の関係が遺跡となっている」ということで、世界的にも注目を集めた。当初の小学校建設地は変更され、遺跡の保存・公開が検討され、誕生したのが「地底の森ミュージアム」。湿度や風量を調節して地下に保存し、公開している。100数点の出土された石器などの展示のほか、世界でここにしかない旧石器時代の埋没林も見られる。

2万年前の人間の生活のようすが生き生きとよみがえる空間となっている。館内は静かで、小学生にとっては、たとえば「夏休みの自由研究」にもおススメ。たとえば、「焚火の痕跡は、狩りの途中で古代の人々が寝泊まりしたのだろうか」などと想像をはたらかせるのも一興。なかには、「わが子も小学校の自由研究のために利用しました。勉強になっただけでなく、古代に思いを馳せる貴重な経験になりました」という感想を寄せている来館者も。じつは、あまり知られていない「穴場スポット」で、混雑が苦手な方にもおススメ。

住所:宮城県仙台市太白区長町南四丁目3-1

HP:仙台市富沢遺跡保存館HPへ

TEL:022・246・9153(仙台市富沢遺跡保存館)

料金:一般400円、高校生200円、小・中学生100円

営業時間:午前9時~午後4時45分(入館は午後4時15分まで)

休み:月曜日 (休日にあたる日を除く)、休日の翌日(休日・土・日曜日にあたる日を除く)、毎月第4木曜日(休日及び12月を除く)、年末年始 (12月28日~1月4日)

アクセス:地下鉄長町南駅西1番・西2番出口より西方へ徒歩約5分

車:東北自動車道 仙台南I.Cより東方へ約7km

駐車場:25台 無料

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