トチノキ

  北海道西南部から九州それに中国に分布し、山地の渓流沿いに生える。落葉性の高木で、水気を好み、適度に湿気のある肥沃な土壌で育つ。谷間では、より低い標高から出現することもある。葉も非常に大きく、大木に成長し、樹高25m、直径1mを超えるものが少なくない。巨木になるものが多いので、昔はくり抜いて臼を作るのにもよく使われた。葉は大きく、5~7つに掌状に分かれており、天狗の団扇とも言われている。紅葉では黄色なって黄葉するが、時間がたつと橙色を帯びる。日本では大正時代から街路樹として採用されるようになった。昭和中期以降は一枚板のテーブルに使用されることが多い。乱伐が原因で産出量が減り、銘木級の高価な木材となっている。乾燥にはやや弱く、湿気の乏しい都市部などの乾燥地では、8月ころから黄葉するケースもある。名前に由来して栃木県では木の県として指定している。 

 
 
 
 
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