ツタウルシ 

 北海道から九州の日本各地、樺太・南千島・中国などにも分布する落葉のツル植物。ブナ林や暖温帯上部に生育し、気根を出して他の樹木の幹などをよじ登る。樹液に毒性があり、毒性はウルシの仲間ではかなり強く受益が肌につくとかぶれるので注意が必要。落ちている葉でも不用意に拾わないようにする。葉はだ円形の3枚の小葉からなり、ツタのように一つになることはない。 紅葉は、澄んだ赤色で、日当りが悪いと橙色や黄色になる。紅葉時期が早く、木の幹や岩壁によじ登るつる植物で美しい姿となって楽しませてくれる。ウルシといえば漆塗りが有名だが、残念ながらツタウルシの樹液は漆塗りには使えない。また、ツタウルシの別名は「ミツバウルシ」という。三ッ葉というように先端に3枚の葉が並ぶから言われる。また、ツタとツタウルシは、成木の葉は簡単に見分けられるが、ツタの若木の葉はツタウルシのように3枚に分かれることかあり、よく似ているが、鋸歯の先をよく見ると、ツタには赤みがかった針状のものが出ているのに対し、ツタウルシにはこれがない。 

 
 
 
 
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