かつての琉球王国を忍ばせる

琉球王国のグステ及び関連遺産群(沖縄県)

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沖縄にある多くのグスク(城)と遺跡の中から、5つのグスク(首里城、中城城跡、座喜味城跡、勝連城跡、今帰仁城跡)と、その関連遺産の4つの遺物(園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽)が、2000年に世界遺産登録。これらの公式名称は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」という。那覇市にある首里城は琉球王国の国王の居城。14世紀末に築かれた。1945年にアメリカ軍の攻撃で全焼したが、1992年に復元した。北中城村(きたなかぐすくむら)にある中城城跡は14世紀後半頃に築かれ、現存するグスクの中で最も原型が残っているといわれる。 沖縄本島中部・読谷村(よみたんそん)にある座喜味城跡(ざきみじょうあと)は、15世紀初期に築城家の名手・護佐丸(ござまる)によって築かれた。うるま市の勝連城跡(かつれんじょうあと)は、与勝半島(よかつはんとう)の根もとにあり、麻和利(あまわり)が居城した。

12世紀に築かれ、沖縄でもっとも古い城で、沖縄本島の北部にある今帰仁村(なきじんむら)の今帰仁城跡は、琉球が統一される前に築かれ、北山国王の居城。いずれのグスクも、琉球石灰岩で積まれた巨大な城壁が残っている。自然の地形を巧みに生かした構造である。アメリカのペルーは、1853年、日本に向かう途中で沖縄に上陸し、中城城跡を視察調査した。その建築技術の高さに驚いたという。

首里城の守礼の門からクイックで歩いてみる


見頃期間:沖縄でも1年中泳げるわけではない。3月に海開きをし、10月末に遊泳期間が終わる。6月頃から泳ぐ人が増え始め、夏はどこのビーチも海水浴客でにぎわう。秋には台風シーズンになると台風が来る地と飛行機が飛ばなくなるので注意。夏は暑いが10月頃から夜は少しずつ涼しくなり、旅行しやすい時期になる。

住所:首里城跡は沖縄県那覇市首里金城町1-2

HP:沖縄観光コンベンションビューローHPへ

TEL:098-859-6123(沖縄観光コンベンションビューロー)

アクセス:
○首里城跡は沖縄モノレール首里駅から徒歩約15分。
○中城城跡は那覇バスターミナルから東陽バス(30番)与那原経由(約50分)。
○座喜味城跡は那覇バスターミナルから29番読谷線「座喜味」下車、徒歩20分。
○勝連城跡は那覇バスターミナル発 屋慶名線(27、180番)西原バス停下車、徒歩約10分。
○今帰仁城跡はバスは本部循環線「今帰仁城跡入口」下車、徒歩15分。

車:
○首里城跡は那覇空港から約30分。
○中城城跡は那覇空港から約40分。
○座喜味城跡は那覇空港から約1時間。
○勝連城跡は那覇空港から約1時間。
○今帰仁城跡は那覇空港から車で約1時間40分。