日本海を眺めながら、世界遺産の白神山地を行く

五能線(秋田県能代市~青森県田舎館村)
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五能線は、青森県川部駅と秋田県東能代駅を結ぶ全長147.2km、43駅を結び、一度は乗ってみたいローカル線として全国的に人気。車窓風景は、夕景の日本海、白神山地など海あり山ありと豊富。秋田県東能代駅~青森県鯵ヶ沢駅間は日本海を間近に楽しむことができ、鯵ヶ沢駅~ 五所川原駅間では田園地帯が広がる。さらに、五所川原駅~川部駅間では、りんご果樹園と津軽富士の岩木山が眺められ、5月には白いリンゴの花が咲き誇る。このように、走る区間によって大きく異なる。特に千畳敷駅付近など日本海の波打ち際ギリギリのところを列車が走っていて、よくぞ、こんなところに鉄道を建設したと驚くばかり。ローカル線ながら長大路線だが、列車の運用の都合で全通する列車が下りは一日に1本のみで、上り列車に至っては1本もない。もちろん、途中下車を楽しみながら、こまぎれに乗り継いでいく旅も楽しいものだが、移りゆく車窓風景を楽しむのであれば、観光列車である「リゾートしらかみ」を


利用するのが便利。海岸線では速度を落として、美しい海沿いの絶景を存分に楽しませてくれる。また、車両の「青池」は車内では景色を楽しめる大きな窓にボックス席、展望室がありイベントスペースまである。午後の発車なら季節にもよるが日本海に沈む夕日も見られる。各車両は秋田発だと、あきた白神駅の付近から左手に日本海を眺めながら青森方面へと向かい、青森発だと弘前からは岩木山を左に見ながら、鯵ケ沢駅からは日本海を右に、左手には白神山地を眺められる。


見頃期間:通年

路線区間:川部駅(青森県)~東能代駅(秋田県) 147.2キロ 

駅数:43駅

HP:JR東日本秋田支社

問い合わせ先:能代市観光振興課 0185-89-2179

乗車料金:大人4950円、小人=2730円(新青森駅~秋田駅「リゾートしらかみ」利用/平成27年7月現在)

アクセス::東北新幹線で新青森駅へ。「リゾートしらかみ」に乗り継いで五能線へ。そのまま終点・秋田駅まで行ける。あるいは、秋田新幹線で秋田へ。「リゾートしらかみ」に乗り継いで五能線を北上するという逆パターンもある。