江ノ島に沈む夕景を堪能できる車窓

江ノ島電鉄(神奈川県・藤沢市~鎌倉市)
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「江ノ電」と呼ばれ親しまれている江ノ島電鉄線は、神奈川県の藤沢駅と鎌倉駅の全長10kmを、およそ12分に1本という頻度で運行、時間にして34分で結んでいる。れっきとした鉄道事業法に基づいた「鉄道」だが、乗っていると「まるで路面電車」のような印象を受けるのは、道路と民家の軒先をかすめながら走るような区間もあるため。藤沢方面から乗り鎌倉高校前駅が近づいてくると右側に相模湾の海が見えてきて、鎌倉高校前付近が一番の海の見どころ、さらにホームからは夕陽が沈む江の島も見ることができる。そして、稲村ガ崎駅の行く途中まで海が右側に見える。だが、その距離は駅の3区間で、時間にすると10分にも満たなく短い風景。そして、海岸沿いを通り越し、山の中を抜けて住宅街の鎌倉市街へと走り続ける。


天気のいい日には、七里ヶ浜駅を降りて、徒歩5分で行ける鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区まで行くと富士山や伊豆方面に沈む絶景と言える夕景が望める。また、早朝なら日の出や朝焼けも車窓から見ることができ、また、夕景とは一味違う美しさが車窓から堪能できる。


見頃期間:通年

路線区間:藤沢駅(神奈川県)~鎌倉駅(神奈川県) 10.0キロ 

駅数:15駅

HP:江ノ電オフィシャルサイト

問い合わせ先:藤沢市観光課、0466-25-1111
         鎌倉市観光商工課、0467-61-3884

乗車料金:大人300円、小人=150円(藤沢駅~鎌倉駅/平成27年7月現在)

アクセス:鎌倉駅へはJR鎌倉駅との共同駅。藤沢駅にはJR・小田急の藤沢駅の南口からバスターミナルを挟んだ南側。