冬の歳時記 立春(りっしゅん)

節分の次の日の2月4日は、二十四節気のひとつの立春に当たります。この日が二十四節気の最初の節であり、古くは立春を1年の始まりとしたために、この日から数えて88日目が若葉が茂る八十八夜、さらに210 日目が台風が来る二百十日になります。暦ではこの日を境にして春になると考えられ、春の気配が表れて来る日でもあります。曹洞宗では立春の日に「立春大吉」と書いた札を、玄関などの家の入口に張る風習もあります。立春を過ぎると暦の上ではもう春です。この立春ですが春の気配が表れてくる日で、太陽の黄経が315度の位置に達する時をさし、この日の前日が節分です。

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