冬の歳時記 短日(たんじつ)

晩秋の陽は早く沈むことから「釣瓶落とし」とも言われますが、冬至へと向かう日々は、昼間が1日1日と短くなります。そんな日々を表した「短日」には人々の日が短くなったことへの、惜しむ気持ちが込められています。そして冬至(12月22日ごろ)になると1年で最も昼が短く、夜が長くなります。太陽の位置が1年で最も高くなる夏至(6月21日ごろ)と比べると、日照時間におよそ5時間もの差があります。ですが、冬至を境に、夜が短くなり逆に春には「日永(ひなが)」という季語があります。

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