北上川の河畔にある北上展勝地は、東北有数の桜の名所として知られ、川に沿って続く、桜並木の周辺は川岸と畑が続き、観光馬車もゆっくりと走りながら、まさに牧歌的な雰囲気が味わえる。珊瑚橋から2キロにわたる桜並木の他にも、ソメイヨシノ、エドヒガン、カスミザクラ、ベニヤマザクラなど約150種の様々な桜が、展勝地公園内293haには桜が1万本あると言われ、4月中旬ごろに咲き始めるソメイヨシノから5月上旬のカスミザクラまで美しさを競い合う。樹齢80年を超えるソメイヨシノは圧巻で、頭上を覆い尽くし、まさに桜のトンネル。また、さくらまつりの名物が、子供たちの健やかな健康を願って泳ぐ300匹の鯉のぼりが対岸から桜並木までロープが張られ、泳ぐ姿は圧巻。期間中には観光遊覧船運航が運航され、約20分間は川から桜並木が眺められる。夜には、美しくライトアップされた桜並木が川面に映し出されます。