陸中海岸国立公園内の三陸海岸を代表する景勝地の1つ。300年前に宮古山にある常安寺の霊鏡和尚が、この地を訪れ、あまりの美しさに「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたと言われる。海は透明度が高く、岩上にはナンブアカマツをはじめとする常緑樹の群生が見られ、日本庭園のような美しい景観が醸し出されている。穏やかな波が特徴で入り江を利用した海水浴場は、環境省による「快水浴場百選」に選定されているほか、日本の水浴場88選、かおり風景100選、日本の渚百選、日本の白砂青松100選にも指定されている。周辺には浄土ヶ浜園地で、ビジターセンター、遊歩道、展望台などが点在する。また、陸中海岸の「青の洞窟」と異名をとる、

八戸穴をさっぱ船である小型ボートで見ることができる。浜では、波がおだやかなので、スワン型ペダルボート、手漕ぎボート、カヌーをマリンハウスで借りてボート遊びが楽しめる。さらに、浄土ヶ浜ビジターセンターでは、三陸海岸の雄大な景観や風土を体験シアターや、さまざまな展示などで紹介している。