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野付半島・トドワラ(のつけはんとう)

北海道野付郡別海町野付

北海道の道東、知床半島と根室半島の中間に位置し、別海町と標津町にまたがる野付半島は全長26キロで、日本最大の砂嘴(さし=海上に長く突き出た地形)。江戸時代の中頃まで、トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの樹種から成る原生林があり、半島周辺が地盤沈下し、海水が浸入、立ち枯れの森となり、今では荒涼とした景観になっている。ここはラムサール条約にも登録されている湿地で、「この世の果て」とも呼ばれる。トドワラとはトドマツの原っぱからきた地名で、木道を歩きながら、いつまで見ることができるのかわからない貴重な景色でもある。将来近いうちに砂州および道路が海水により切断され半島ではなく島となり、野付半島自体が消失することが危惧されている。また、野付半島の道道950線のほぼ中央に、海水で浸食され風化したミズナラなどの木々が立ち枯れたまま林をつくっており、こちらはミズナラの原っぱから「ナラワラ」

と呼ばれている。トドワラに比べれば腐朽が進んでおらず、枯木が原形をとどめている。だが、ナラワラは木道が無く散策はできない。駐車場からこの幻想的な景色を見るだけだ。周辺は北海道特有の花々が咲く貴重な「原生花園」となっており、ハマナス、クロユリ、ワタスゲ、ハマエンドウ、エゾカンゾウが咲き、6~9月が見頃で「野付半島ネイチャーセンター」からトドワラまで片道約1.3kmをトラクターバスが運行する。

見頃の時期:原生花園は6~9月が見頃。

住所:北海道野付郡別海町野付

HP:野付半島ネイチャーセンター HPへ

TEL:0153-82-1270 (野付半島観光案内所)

料金:無料

営業時間:随時

アクセス:中標津空港からレンタカーで50分

車:道東道白糠ICから国道272・244号経由160km3時間

駐車場:有り、無料。

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懐かしい昭和がよみがえる