濃溝の滝（千葉県・君津市）

 
 

 
 　房総半島のほぼ中央、君津市にある清水渓流広場は、緑の豊かな地域で一周約７００ｍの遊歩道が整備されている。ここにあるのが「濃溝の滝」は、江戸時代に掘られた人工の洞窟に出来た小さな滝で、水田などの農業のために引水目的で人工的に川廻し工事を行ってできたもの。地元の人は「亀岩の洞窟」とも呼ばれている。ここが数年前から洞窟から差す朝陽が水面に反射してハート型に見えるとインスタグラムで話題になり、今では多くの人が訪れる観光スポットになっている。ハート型の光を楽しめるのは、3月と9月のお彼岸時期の早朝だが、川辺まで下り、洞窟に差し込む朝陽や、季節により様々な表情を見せてくれると評判。また、洞窟の周辺の遊歩道には「幸運の鐘」があり、初夏には蛍が舞い飛び、秋には紅葉が綺麗に色付くなどやサンダルや長靴を用意しておけば、川に入る事も出来て、季節によって様々な渓流の姿が楽しめる。