アジアで初めて鉱山遺跡

石見銀山(島根県・大田市)

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17世紀前半の銀の国内輸出は、全盛期には年間約38トンと推定され、当時は日本銀は世界の産出銀の3分の1を占めたほど、大量に海外へ運ばれた時代。それを支えていた銀山の一つが石見銀山。2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として国内14件目の世界遺産に登録。江戸時代の武家、商家の街並み、銀を運んだ街道、積み出し港など、東西に長い島根県のほぼ中ほど、旧温泉津町、旧仁摩町を含めた大田市の広い範囲に分布している。中心となる大田市大森町は、世界遺産は14の資産で構成され、それぞれ「銀鉱山跡と鉱山町」、「港と港町」、「街道」の3つの分野に分類される。銀山は明治期以降は枯渇した銀に代わり、銅などが採鉱された。銀山遺跡の中で唯一、常時公開されている坑道が龍源寺間歩(リュウゲンジマブ)。

ここでは当時のノミの跡がそのまま残っており、排水のため垂直に100mも掘られた竪坑も見ることができ、全長600mのうちの約3分の1にあたる157mが公開されている。また、周辺には観光拠点となる有料施設の石見銀山世界遺産センターがあり、車で来た場合は駐車し、バスに乗り換えし銀山地区や大森の町並み保存地区に向かう「パーク&ライド」でもある。

龍源寺間歩をクイックで歩いてみる

清水谷製錬所跡ををクイックで歩いてみる

銀山エリアコースのYouTube映像


住所:島根県大田市大森町

HP:石見銀山世界遺産センターHPへ

TEL:0854-88-9950 (大田市観光協会)

料金:龍源寺間歩は大人410円(300円)、小人200円(150円)

営業時間:龍源寺間歩はAM9:00~PM17:00(冬期はPM16:00まで)

アクセス:龍源寺間歩までは、JR山陰本線大田市駅からバスで30分、大森下車、徒歩40分

車:浜田道大朝ICから国道261号、県道31号経由1時間10分

駐車場:石見銀山世界遺産センターを利用。
交通規制有(手前の駐車場に停め、バスまたは徒歩)

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