列車と大自然とが織りなす絶景

第一只見川橋梁(福島県・三島町)
7-1.第一只見川橋梁 .jpg

JR只見線は、只見川にぴったりと寄り添うように走っていたり、ちょっと離れてみたりを繰り返しながら福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅とを結んでいる。全線にわたって美しい自然のなかを走っていて、車窓風景も、また格別という路線である。なかでも秀逸なのが、第一只見川橋梁。奥会津と呼ばれる自然の宝庫のような土地をディーゼルカーが走る様子は、たとえていえば、現代の水墨画のようだ。只見線は、2008年10月11日の日本経済新聞の「NIKKEI PLUS1」の何でもランキングでは「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」の第1位に選ばれており、それ以前にも、2003年11月29日に「雪景色のきれいなローカル線ベストテン」の第3位にもなっている。橋梁について、ちょっとウンチクを語れば、只見線の鉄道橋の中で、唯一のトラス構造アーチ橋である。橋が、薄紫色に塗装されているのは、三島町特産の桐の花に由来している。只見川をひとまたぎする橋梁が

水鏡となって川面に写る姿や、只見川の水面から川霧が立ち橋梁を包む幻想的な景観が素晴らしく、鉄道ファンならずとも感動することだろう。冬のあいだは、福島・新潟の県境の道路が豪雪のため通行止めになり、鉄道が唯一の交通手段になる。ここに行くには国道252号線に「道の駅 尾瀬街道みしま宿」に車を止めてから、すぐそばにビューポイント遊歩道が整備されており、15分程歩くと、只見川とJR只見線の鉄橋を一望できる場所に出て、絶景を見渡すことができる。


見頃時期:4月下旬~11月頃まで(積雪のため冬季閉鎖)。

住所:福島県三島町

HP:三島町観光協会

TEL:0241-48-5000(三島町観光協会)

料金:無料

営業時間:随時
車を駐車する「道の駅尾瀬街道みしま宿」は、
8:00〜18:00まで営業

アクセス:JR只見線会津宮下駅から車で約10分

車:磐越自動車道会津坂下ICから車で20分

駐車場:自家用車60台、大型5台