昭和天皇が皇太子時代に降り立った駅

かれいがわえき
嘉例川駅(鹿児島県・霧島市)
2013154955072.jpg

明治36年(1903年)開業の嘉例川駅は、九州最古の木造駅舎のひとつとして注目を集めている。100年以上の風雨に耐え、いまも肥薩線の駅として現役であり、2006年(平成18年)には登録有形文化財に登録されている。1920年(大正9年)3月30日には、当時の皇太子(昭和天皇)が駅から約3キロメートル西にある高屋山上陵参拝のため乗降あそばされた。小雨の降るなか、沿道には出迎えのために4万人以上の住民が集まったと伝えられている。嘉例川駅は、昭和59年から無人駅となっているが、地元のボランティアによって嘉例川駅が整備、清掃がされていることは特筆すべきことだろう。

そんな嘉例川駅舎の風情を楽しむために、多くの観光客が訪れている。2010年には、鹿児島県の「魅力ある観光地づくり事業」の予算と霧島市の負担により、駅から約150mの位置には、駐車場が整備された。


見頃時期:通年

住所:鹿児島県霧島市隼人町嘉例川2176

HP:霧島市公式HP

TEL:0995-45-5111 (霧島市商工観光部観光課)

料金:無料

営業時間:始発から終電まで

アクセス:JR肥薩線嘉例川駅

車:九州自動車道溝部鹿児島空港ICから30分

駐車場:有り