春便り 

春の歳時記「麗らか(うららか)

 童謡『花』の歌詞に「春のうららの隅田川」と歌われていますが、春の日の良く晴れて日差しがやわらかくてのどかな様子を言います。同じ季語の『のどか』などは時間感覚な意味合いですが、『麗らか』は遠くが霞み、これが春だと思われる雰囲気での風景のような感覚での春の把握だといえます。